風物詩?-1
5月の終わりのこと。
学校では中間テストの返却期間になっていた。
「うぇ…赤点が二個かぁ…なんてこったい」
カナは頭を抱えながら、彩の席に向かった。
「彩は赤点あったか~?」
「数学一個だけだよ…」
「チッ…わたしは彩以下か、まあいいや赤点仲間よ!」
「やな仲間だねそれ」
授業の後にそんな話をしていると、先生が入ってきて帰りのHRが始まった。
「え~、今年から中間テストで赤点があった人はペナルティーとして、プールの掃除をすることになりました~(パチパチ」
眩しい笑顔で先生は言ったが、生徒の反応はいま一つだった。
「ありゃ?もっと騒ぐと思ったのに~…まあいいわ!今日はおしまい~」
生徒が各々「今回簡単だったし赤点とかいないんじゃない?」などと話しながら帰り支度をし始める中、カナと彩は固まっていた。
彩カナ「「どうしてこうなった…」」
学校では中間テストの返却期間になっていた。
「うぇ…赤点が二個かぁ…なんてこったい」
カナは頭を抱えながら、彩の席に向かった。
「彩は赤点あったか~?」
「数学一個だけだよ…」
「チッ…わたしは彩以下か、まあいいや赤点仲間よ!」
「やな仲間だねそれ」
授業の後にそんな話をしていると、先生が入ってきて帰りのHRが始まった。
「え~、今年から中間テストで赤点があった人はペナルティーとして、プールの掃除をすることになりました~(パチパチ」
眩しい笑顔で先生は言ったが、生徒の反応はいま一つだった。
「ありゃ?もっと騒ぐと思ったのに~…まあいいわ!今日はおしまい~」
生徒が各々「今回簡単だったし赤点とかいないんじゃない?」などと話しながら帰り支度をし始める中、カナと彩は固まっていた。
彩カナ「「どうしてこうなった…」」
「せんせー、ど~ゆ~ことですか~?」
「あら、あなた達は赤点あったの?二人も増えるなんて頼もしいわぁ~」
「増える?」
「毎年、プール掃除は水泳部がやってたんだけど、今年は部員がちょっと少なくてねぇ…私の独断でウチのクラスだけこういうシステムにしてみたの」
彩カナ「…」
「掃除は来週の土曜日だから、そのつもりでよろしくね!ばいば~い」
二人が先生の背中をぼーっと見ていると、後ろから肩を叩かれた。
「君達が助っ人かー!よろしくー!」
「「ハルカちゃん!」」
「水泳部だったんだ…」
「そうだよ~、プール掃除に来てくれるってなら私の水着姿をサービスしちゃうぞっ」
「スタイルはいいけど、おっぱいは(ry」
「ん?何か言ったかい?幼児体型彩ちゃん?(ニッコリ」
「いえ…何も」
「じゃあ当日はよろしく頼むよ、お二人さん!」
―プール掃除前日、カナの家
「う~ん汚れてもいい服装っていってもなあ…体操着でいいか」
「あっ!濡れそうだしレインコート持ってくか。ハルちゃんにも着せてあげようかな…ふひひ」
「彩には小学生の頃着てたレインコートが似合いそうだね…プッ」
レインコート姿の妄想を広げるカナであった。
つづき→風物詩?-2
「あら、あなた達は赤点あったの?二人も増えるなんて頼もしいわぁ~」
「増える?」
「毎年、プール掃除は水泳部がやってたんだけど、今年は部員がちょっと少なくてねぇ…私の独断でウチのクラスだけこういうシステムにしてみたの」
彩カナ「…」
「掃除は来週の土曜日だから、そのつもりでよろしくね!ばいば~い」
二人が先生の背中をぼーっと見ていると、後ろから肩を叩かれた。
「君達が助っ人かー!よろしくー!」
「「ハルカちゃん!」」
「水泳部だったんだ…」
「そうだよ~、プール掃除に来てくれるってなら私の水着姿をサービスしちゃうぞっ」
「スタイルはいいけど、おっぱいは(ry」
「ん?何か言ったかい?幼児体型彩ちゃん?(ニッコリ」
「いえ…何も」
「じゃあ当日はよろしく頼むよ、お二人さん!」
―プール掃除前日、カナの家
「う~ん汚れてもいい服装っていってもなあ…体操着でいいか」
「あっ!濡れそうだしレインコート持ってくか。ハルちゃんにも着せてあげようかな…ふひひ」
「彩には小学生の頃着てたレインコートが似合いそうだね…プッ」
レインコート姿の妄想を広げるカナであった。
つづき→風物詩?-2